直前対策の続きです。
どういう音読が直前対策として効果的なのか、具体的に説明していきます。
速く読むためには?
主語が長くて、読むのに時間がかかる英文です。単語も知らないのがあるとさらに意味が曖昧になります。
意味は「いかなる業界でも新人をサポートする効果的な方法はメンタリングプログラムを活用することです」です。
重要なのは意味がわかるではなく、英語のまま理解できるかです。
「Supportといえばサポートだよね」、といったようになんとなく日本語のように理解できると思います。
そういった形で、例えばnew hiresを見て「ニューハイヤーズ」だよね、とわかるまで(イメージできるまで)口に出してみます。
日本語の「新人」に置き換えて理解するのが第一段階、日本語化せずにそのまま理解するのが次の段階で、速く読むにはこれが重要です。
new hiresをそのままの形で理解するために、「今年入ってきたニューハイヤーズはどう?」のように、普段仕事で使いそうな会話に組み入れてイメージすると、さらに定着しやすくなります。
ちなみに英語だとHow are the new hires going so far? となります。(so farの意味は今のところ)。
音読が大切なのはわかるけど…
「はいはい、確かに音読は大切ですよねぇ。(でもテストはもうすぐだし、一つの文だけ繰り返し練習している時間ないので結構です!)」、と思うかもしれません。
でも、この1文を練習することで、実は他の英文も速く読めるようになります。
読みにくい英文のパターンはある程度決まっています。なので、一つ読めるようになると実は形が似ている他の文も読みやすくなります。
読むのに時間がかかる英文のパターンは、主部が長い、関係代名詞を使う(省略してある)、そもそも知らない単語が複数ある、などがあります。
なので、こういう要素が含まれる難しいやつで何度も繰り返し練習すると、形が似ているやつが他の英文が読みやすくなると同時に、簡単な英文はさらに速く読めるようになります(真実)。
生まれる好循環
直前対策のその1で音読はリスニングにも効果があると言いましたが、なんとなく見えてきました?
そうなんですよ、リスニングは聞き取りはもちろん大切ですが、質問文や選択肢は自分で英文を読み取って解いていくので、読み取りスピードもすごく重要です。
⬇️
選択肢が速く読めます
⬇️
マークシート塗りました
⬇️
次の問題が流れるまで少しお休みできます(先読みします)
といった好循環につながります。
時間に追われてしまうと、メンタル面も追い込まれていき、本来の力が発揮できなくなってしまいます。
TOEICは問題数が多いので悪い方のサイクルに陥りやすいです。
「何となく聞こえたのに、選択肢に手間取ってあたふたしちゃいました!」となってしまうともったいないので、リスニングのためにも読み取り能力を鍛えてあげる必要があります。
日本語化の呪縛から逃れられる
最初の文は少し難しいですが、最終的には日本語化せずに一文読めるようになるまで是非練習してみてください。
new hiresをそのままの形イメージしたのと同じように、次はeffective way(効果的な方法)やany industry(いかなる業界)も、繰り返し声に出したり、会話をイメージすることで自分の中に定着させていきます。
また、そのままの形で読めるようになったら、日本語化という呪縛から逃れられるので、実際に使う時にも役に立ちますよ!
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