「明日テストなんですけど、何をしたらいいですか?(むしろ余裕)」
勉強していても(していなくても)、差し迫ってくるテストは不安です。なので、残りの期間にやるべきことについての質問はよく承ります。いわゆる直前対策というやつです。
テストはすぐにやってくる
「明日までに・・・」のパターンもありますが、3日後、1週間後あたりの質問は特によく受けます。逆に、「1ヶ月後のテストに向けて、何したらいいですか?」はあまり聞かないです。1ヶ月後のことはまだ不安も少なくて、「先のばしにできること」に含まれるのだと思います(自戒含む)。
それで、やるべきことについてですが、個人による部分が大きいです。それぞれ得意、不得意分野があります。目標の点数によっては、苦手なやつよりも得意側を集中的にやった方がいい場合もあります。点数が高いほど、各分野のバランスが求められます。
RとLの両方で効果がある
ただ、実は誰にとっても効果的な直前対策は存在します。即効性があり(長くやった方がいいけど)、分野を問わず効果をもたらす直前学習法。それは音読です。
「ああそうですか、ありがとうございます!(でも自分はリスニングをどうにかしないといけないので、いらないです)」という人もいると思います。でも、音読はリスニングにもかなりの効果があります。
聞こえるだけではダメ
実際、英語が少し聞こえるようになって、次に問題になってくるのが、情報処理のスピードです。リスニングで、せっかく「ああ、なんとなく内容わかりました」の状態だったのに、選択肢を見ると、知らない単語あります、選択肢の文が長くて読むのに時間がかかります、そして全部読み切る前に次の問題が始まってしまいました、というパターンに陥ることがあります。もれなく、メンタル崩壊というやつです。
解いている問題だけでなく、次の問題もやられてしまう可能性が高いです。つまり、残念なことに、聞こえるだけではダメなんですね。
なので、リーディングではもちろん、リスニングでも、英語が聞こえるプラス読み取る能力も求められています。瞬時の理解力という面ではむしろリスニングの方が重要だと思います。
音読練習で大事なこと
具体的にどうやって音読練習するかも重要です。漫然と回数だけを重ねてもあまり意味がありません。
「区切りごとにスラッシュを入れる」というのは聞いたことがあると思います。前置詞や不定詞の前で区切って読む例の方法です。
もちろん必要ですが、音読練習で最も重要なのは、「日本語化せずに英語のカタマリのまま、吸収できているのかを自分に問う」ということです。
本当に英語のまま解釈できているのかということを確かめて、できていない場合は落とし込む作業をしていくのが音読練習になります。
前振りが長いので、次回の後編で具体的な英文を使って説明していきます。
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